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おれんぢcafe(常世の圀幸せの国茨城)

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母への贈り物 母からの贈り物

【今年は5月10日】母の日

母の日の由来は、アメリカで起きた南北戦争の頃。

アメリカのウェストヴァージニア州で、地域の医療衛生環境改善のため活動していたアン・ジャービスの娘アンナ・ジャービスが、亡き母親を偲び、白いカーネーションを贈ったことが始まりだと言われています。

アンはアンナを含む11人の子供の母親。アンナは9番目の子供だったそうですが、麻疹、腸チフスなどが流行する時代、成人まで生き残ったのはわずか4人だけ。

アンは「母の仕事の日」(Mother's Work Days)というボランティア団体を起こし、衛生環境を整える活動を行う中、南北戦争のキャンプで、麻疹や腸チフスなどが流行した時にも、南北関係なく病気やケガをしている兵士を救い、終戦後も平和活動や教育活動などさまざまな活動を続け、1905年の59日亡くなったと言われています。

その2年後の1907512日、娘であるアンナが亡き母を偲び、母が日曜学校の教師をしていた教会で追悼式を行い、母の好きな白いカーネーションを贈り、その翌年1908510日、アンナの母親への想いに共感した生徒と母親達が、母親の大切さを改めて思い教会へと集った際、アンナが白いカーネーションを参加者に配ったと言われたことが母の日の始まりと言われ、その後、アメリカで5月の第2日曜日を「母の日」とする法律が施行されたそうです。


今年の母の日は510日。

その日、ステイホームで提唱された家の片づけをする中、目に入ってきたのが「文芸かわづ」という、私の故郷で、母が寄せていた文芸誌でした。


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母は20104月に亡くなり、私の手元にあるのは、創刊号から8号まで。

現在発行されているかはわかりませんが、コロナ終息後、戦後のような時代が来るかもしれないと言われる中、戦後に比べたらコロナこそあれ、今は幸せな時代と思え、この文芸誌が、亡き母からの贈り物と思えていました。

また、今の時代を作ってきた先代たちの日常をここに載せ、伝えることが、母への贈り物となるように思え、510日から、折に触れ、掲載しています。


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母たち世代は、私たち世代のことを考え、戦後の日本を切り開いてきてくれたよう思うのですが、私たちも、コロナで、マスク不足になる少し前、自粛ムードが、漂い始めた頃、私たちも町おこしの一環で「なめがた湖魔女委員会」という女性グループを作り、行方市で行方の雛祭りというイベントが行われる際、雛祭りでこの街を訪れた人の休憩所として「こまじょのこみせ」という雛祭り期間限定の手作りの品を並べるお店をオープンしていました。

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そんな中、小さなお子さんを持つ出展者の方が、2月時点で手作りマスクを出店してくださってのですが

仲間が、インスタグラムなどアップしてくれていました。



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なめがた湖魔女委員会 こまじょのこみせ出展者マスク


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その頃は、まだマスクが使われ始まった頃で、マスクをしても効果がないとまで言われていたのですが、その後、あっという間にマスクが必須。

それがなぜか、使い捨てマスクとなり、世の中は、使い捨てマスク流行り。

地球温暖化で、次世代の事を考えたら、ごみを減らす努力をしなければならなかったはずの時代なのに、そんなことを忘れたかのように、皆が、こぞってマスクを買い、それが無造作に捨てられていく中、安倍首相が、給食マスクなる白いマスクをして、登壇。

一時、アベノマスクと茶化していましたが、使い捨てでごみを出すよりは...と思っている中、

「ご近所さんが作ってくれた」という手作りマスクをした小池都知事が、登場して以来、マイマスクブームが起こり、また、マスク需要に便乗した企業がこぞってマスク生産に変える中、今は、マスクのあり余り現象と、混沌とした時代がさらに続いていますが

昔だったら、防空頭巾をそれぞれが作っていたように、政府が無駄な税金を使って、好みではないマスクを配り、ステイホームの動画を流したり、上げ足をとるばかりの議会の様子を流すより、ひとこと、「一人2枚マスクを作りましょう」と各自がマスクを作ることを良しとする動画でも流していれば、無駄な税金は使われなくて済んだように思えてなりません。

そして、その無駄な税金全てが国債。

先代たちが次世代のためにと働きつつづけた時代とは裏腹に、私たちが次の世代に残とていくものが、温度の上がり続けた地球と国の借金となりうる国債を発行し続ける今の世の中に、母として、子どもに対して、なんともやるせない気持ちに陥っています。


ブログテーマ:【今年は5月10日】母の日
by orendicafe | 2020-05-22 23:59 | 母の遺したエッセイより

田園地帯にある小さなコミュニティカフェからのきままなブログ。タウン誌 LienVilleの発行が多忙となり、しばらく休業していましたが2023年3月1日より、カフェを再開します。


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